HTMLフィルタ設定(HTML Shield)
『HTML Shield』では、HTML形式のメールに対するフィルタリングの設定ができます。ここでのフィルタリングとはHTMLタグの削除(テキスト形式への変換)であり、メールの配信停止や受信拒否は行いません。
『No protection』を選択した場合、HTML形式へのフィルタリングはしません。
逆に『High』を選択した場合、HTMLタグは全て削除されます。
『Low』を選択した場合、HTMLタグのうち <iframe> <frame> <layer> <span> <meta> <style> のみ削除されます。
『Medium』を選択した場合、上記に加えてコメントタグと不正なタグ属性を削除し、さらにJavaScript/JAVA/ActiveXのタグ(<script> <style> <embed> <object> <applet> )も全て削除しこれらを使用不可にします。
『Low』か『Middle』を選択した場合、以下のチェックボックスでの設定が有効になり、変更も可能になります。
『Enable spam "beacon" and web bug blocking』をクリックすると、HTMLタグによってメールアドレスが実在(実際に使われている)のものであるかどうかをスパム送信元に検知されてしまうことを防ぎます。
『Replace all image links with a default transparent image』をクリックすると、<IMG>タグで埋め込まれた画像を、すべて透明な画像に置き換えます。
これらは、メールを読むための画像などをダウンロードするために外部のCGIなどにアクセスし、メールアドレスが使用されていることをスパム送信元に知られてしまい、スパム送信のターゲットにされるといった事態に対して有効な防御策となります。